起業するということ⑫
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私はすかさず、ハローワークへ飛び込んだ。コロナ渦
のご時世、優秀な人材が市場にあふれかえっている
のでは、との思いで、受付の女性に懸命に私のやり
たいこと、社会的意義、成長性、海外展開のことを
クライアントに説明するような熱意をもって、話し
た。すると女性の職員の方も乗ってきて、こういう
書き方のほうが応募しやすい、とか、WEB上で東京
のハローワークにも載せてみましょう、とか様々な
アイデアで募集書類が魅力的に完成していった。
求人倍率日本一といわれる福井県で、なんと10名
以上の応募が集まり、厳しい審査を通過した優秀
な新人社員2名が選抜され、入社したのだ。そして
その後、この会社は、ダイナミックに海外進出を
図っていくことになる。 ⑬につづく。
組織について考える 最終回
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組織の中に居れば、おのずと制約も多く、時には
息苦しさも感じる。かといって、組織を離れ
一匹オオカミ(一匹ヒツジ?)となると、ますます
世間の風は冷たい。なので私が思うに、組織の中で
何とか生きていける人は、少々の我慢をしてでも
組織の傘に守ってもらうのが賢明だと思う。ただ、
だいたいは大きな組織であればあるほど、個人の力
は削がれていき、組織を離れるころには、ボロボロ
になってくたびれた人間になっていることが多い。
組織を飛び出して、自由奔放にやりたいことを
やる、というのは簡単だが、起業後3年で倒産
する企業が5割という恐ろしい現実がある。
ただ、世間の荒波に一人で小さな船をこぎだし、
航海していく途中で見る景色は、明らかに雄大
でダイナミックで、その船長の人生を変えて
くれるし、生きている証を直に実感できる
素晴らしいことなのは間違いない。だから、
勇気を持ってチャレンジしてほしい。
組織について考えるは、今回にて最終回。
今後は「起業するということ」に集約。
長い間、ありがとうございました。