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起業するという事㉙

/仕事

悩みに悩んだ2011年の春、東日本大震災が発災。

凄まじい映像とともに、その被害の甚大さに恐れ

おののくと同時に、世の中の無常を痛感した。

ただ、その大災害がきっかけではない。それとは

全く無関係に、自分の「生き方」について考えた。

自分は子供の時から、独立心がやたらに強かった。

「自分の感性はだれにも理解できない独特のもので

その個性で世界で活躍する人間になる。この特異

な個性は必ず世の中の役に立つ」と本気で思って

いた。これは本当の話だが、小学生のころ私の頭

の中でいつもリフレインしていた歌がある。

それは森進一のおふくろさんだ。しかも、

「お前もいつかは世の中の傘になれよと、

教えてくれた」という1節を何回も何回も歌い、

いつしか常に頭の中でグルグル回っていたのだ。

だから物心ついた時点で、そういう生き方を

良しとし、海外の映画スターに憧れていて、

「いつか必ず広い海の外に出て、世界で活躍し

世の中の役に立つ人間になるんだ。」という

気持ちが自分の本心だと気が付いた。

「なりたい自分になる」が私のモットーなので、

後は簡単、猪突猛進、迷いなく「独立開業」

へと突き進んでいくことになった。

     ㉚につづく。

起業するということ㉘

/仕事

ただ、独立起業したいのだけれど、そのタイミングが

難しかった。何しろ、北陸で1番の知名度と高い給料

充実した福利厚生、だれもが辞めようとは思わない

優良企業、私自身も全く不満などなかった。

40歳の後半になって、自分の人生、将来、生き方に

ついて今までになく考えた。上司や先輩たちの会社

での処遇やその後の生き方も参考にした。定年まで

務めて、再雇用で楽しく過ごしている先輩も多い。

ふと、考えた。「何がこの人生の目的なのか。」

「安定した職場で子どたちを育て上げ、世間から

も好意的にみられる家庭を築くこと、それが私の

目的だったのか。」妻は東京の商社時代の同僚、

私を信じて、生粋の江戸っ子なのに一緒に

福井に来てくれた女性。妻のお父さんには、

「必ず幸せにします!」と約束して結婚した。

2011年初頭からの半年間は、迷いに迷う

時間となった。  ㉘に続く。