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起業するということ⑮

/仕事

台湾でのセミナーや展示会の開催を続けた結果、福井

県産木材を2022年、初めて大阪港より直接輸出

することに成功した。自社で20fコンテナをチャー

ターし、県産杉材を20㎥、台湾台中港へ向けて輸出

することに成功したのだ。2018年に台湾への県産材の

輸出を夢見て、試行錯誤しながら失敗を繰り返して

きた。台湾を目指した県内の木材業者たちは、次々に

「コロナ禍の中、海外へ県の木材を輸出するなんて、

無理だろう。」と言ってあきらめていった。

ただ、私は全くあきらめる気などなかった。それどこ

ろか台湾人の建築に精通した高度専門職の人材を、

採用し、ますます台湾進出へと向かっていった。

この違いがその後の輸出の成果に大きく影響した。

「取り組んだら離すな、殺されても離すな、

  目的完遂までは。」

この言葉が、私の頭の中でグルグル回っている。

このしつこさこそが、起業家にとっての、

絶対条件なのではないだろうか。 ⑯につづく

起業するということ⑭

/未分類

JETROの専門家から、日本台湾交流協会が「日台

産業交流架け橋事業」という、台湾での商談会や

展示会、セミナーへの助成事業を実施していると

の情報を得て、さっそく申請の準備を進めた。

申請書を仕上げて提出し、面接を受けて、1か月後

採択通知が届いた。過去に木材関係、福井県での

採択は初めて、という画期的な採択であった。

協会からの手厚い助成を受けて、それからの3年間

嘉儀市、嘉儀県、台北市での展示会、セミナー、

商談会を開催し、嘉義市長、文化局局長、台湾

国政府の方々、嘉義大学、高雄大学の学長、雲林

科技大学の先生方、嘉義木材公会の皆様、逢甲大学

の先生方、設計士の皆様、との人的関係が深まって

いった。この活動が、台湾でのTVや新聞等のマスメ

ディアに大きく取り上げられ、日本でも新聞記事と

して掲載され、大きく注目された。⑮に続く。