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起業するということ㊳

/仕事

「どうしたら独立できますか?」とよく聞かれる。

秘訣などあるわけがない。誰でも会社は作れるし、

事業をスタートすることはできる。

要は、漕ぎ出した船が沈没しないよう、正しい航路

に沿って、社会の風を受けて推進力をもって航海

していければいいわけなのだ。ただこれが難しい。

風はランダムに吹き荒れ、波は大きなうねりとなって

船を揺らし続ける。その時、船長はどうすべきか。

私は商談相手の経営者との初対面で、相手を見定める

ポイントを3つ決めている。

1つは「情熱」これが基本的にない人は、事業の

推進力がもの足りない。

2つ目は「腹が座っているかどうか」最後の決断

の時に、腰砕けになる人物は駄目である。

3つ目は「人間力」この部分は、船が嵐に見舞わ

れたときに、船長を信じられるかどうか、重要

な要素だ。

この3つが兼ね備わっている人物は超大物。何を

やっても成功すると感じている。もちろん、

自分自身も強く意識して、仕事にあたっているが、

まだまだその領域には達していない未熟者だ。

人間はいくつになっても成長できる。なりたい

自分になるのだ。  ㊴につづく。

起業するということ㊲

/未分類

よほど目立つのか、いろんな人たちが「独立起業の

秘訣を教えて!」と、来社してくる。先日は岩手県

からもわざわざお越しいただいた。

前回、書かせてもらったが、私は考えられないほど

運がいい。そういうと、「運だけのはずはない、

なにか続けていること、心がけていることがあるはず」

と聞く耳を持ってくれないのだ。私はよく失敗する。

人よりも失敗することの多いダメ人間だと思っている。

その反面、よく言われる言葉が2つある。

「いい顔してるね!」だ。これは男前という意味では

なく、商談しているときとか、真剣に説明している

雰囲気も含めて、そう言ってくれているのだと思う。

もう一つは「人徳だね!」あるいは「人柄だね!」だ

この2つのことは本当によく言われるのだ。

私は話が上手くない、と思っている。うまく説明でき

ない、自分の思いを的確に伝えられていない、と毎回

商談の時に、自分に腹が立つ。自分の思いの30%ほど

しか表現できていないと思うから、話すのは苦手だ。

苦手だけど、私が話して理解いただかないといけない

場面は、人の何倍も多いのが現実。そうなれば、必然

的に必死になって額に汗しながら真摯に話すことに

なる。目にも真剣さが宿ってくる、何しろ本人は、

自分の話では30%しか伝わらない、と信じて話して

いるのだから。できれば黙っていたいタイプなのだ。

だから、起業したいと思ったら、無口な人でも、

人づきあいが苦手な人でも、全然関係なく、事業を

興せばよいと思う。  ㊳につづく。