ブログ

起業するということ㊴

/仕事

「独立して良かったと思うか?」ともよく聞かれる。

「独立したほうが100倍楽しい」と答えている。

私は支援機関をだれよりも多く活用している。

人一倍、寂しがり屋で一人で会社にいて考えて、

事業計画書や月次会計処理などを黙々とできるほど

立派な人間ではない。話し相手や相談相手がいない

ととてもやっていけない人間なのだ。そこで、国の

中小企業基盤機構、JETRO ,JICA,INPIT,福井県など、

ありとあらゆる公的機関に声をかけて、事業計画の

認定を取って、各支援機関の伴走支援、ハンズオン

支援、専門家派遣を行ってもらい、ワイワイガヤ

ガヤしながら、まるで弊社の社員のように扱って

楽しく会議をして事業を進めてきた。なので、

これから起業しようとする人には是非、この方法を

お勧めする。いろんなアイデアや意見を言ってくれ

るし、何しろ寂しくない。なので難易度の高い国の

認定計画など、なんの苦も無く作成し、審査を

通してきた。事業を進めていく会議程楽しいもの

はないのだ。しかもすべて自分が決定権者なのだ。

そのおかげで、50人以上のコンサルさんや専門家

呼ばれる人たちと仕事をしてきた。大手商社や

大手メーカーの管理職経験者、中小企業診断士

デザイナーや大手コンサル会社の人、などさま

ざまな方がいた。ある時、あるコンサルの方に

「これだけ経営や業界の専門知識をお持ちなら

ご自分で独立して起業したほうが、収益が上が

るのではないですか。」と聞いたことがある。

そして、そのそのコンサルの答えに驚かされた。

       ㊵に続く

起業するということ㊳

/仕事

「どうしたら独立できますか?」とよく聞かれる。

秘訣などあるわけがない。誰でも会社は作れるし、

事業をスタートすることはできる。

要は、漕ぎ出した船が沈没しないよう、正しい航路

に沿って、社会の風を受けて推進力をもって航海

していければいいわけなのだ。ただこれが難しい。

風はランダムに吹き荒れ、波は大きなうねりとなって

船を揺らし続ける。その時、船長はどうすべきか。

私は商談相手の経営者との初対面で、相手を見定める

ポイントを3つ決めている。

1つは「情熱」これが基本的にない人は、事業の

推進力がもの足りない。

2つ目は「腹が座っているかどうか」最後の決断

の時に、腰砕けになる人物は駄目である。

3つ目は「人間力」この部分は、船が嵐に見舞わ

れたときに、船長を信じられるかどうか、重要

な要素だ。

この3つが兼ね備わっている人物は超大物。何を

やっても成功すると感じている。もちろん、

自分自身も強く意識して、仕事にあたっているが、

まだまだその領域には達していない未熟者だ。

人間はいくつになっても成長できる。なりたい

自分になるのだ。  ㊴につづく。