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起業するということ⑨

/未分類

 3番目に、研究会での経験や、重要案件での実績を

もとに行ったのが、国への認定の申請だった。

 商工会議所へ今後の事業計画の相談に行ったところ

経済産業省「新連携事業計画」に申請してみたら、

と言われ、実績や高品質、脱炭素産業、カーボンニュ

ートラルな社会の実現、を申請書に書き込んで応募し

たのだ。そして運よく採択。このひとりで経営してい

る小さな企業が、経産省の認定を取得した、という

ことで、日本経済新聞、福井新聞、日刊県民福井が

こぞって写真入りで大きく掲載していただき、一気に

知名度、信用を勝ち得ることに成功したのだ。当時の

日経新聞福井支社長が、わざわざやってきて、「あな

たは霞が関のご出身ですか?」と聞かれたものだ。

 そのくらい奇跡的なことだったが、この認定により

新たな道が開かれていった。   ⑩につづく

組織について考える⑧

/仕事

 仕事柄、中小機構、JETRO、INPIT等から

のお支援をいただくことがよくある。大概

東京から派遣される、元大手商社やメーカ

ーの部長クラスの専門家である。私は多く

の意見を聞いて判断したいタイプなので、

30~40人ほどの専門家の人たちと打ち合わ

せしてきた。皆さん優秀である。そして情

熱も感じる。さぞかし会社員時代は、組織

のために頑張ってきたのだろうなあ、と

想像できる人たちだった。

 ただ、私が最も知りたい、切羽詰まった

事態における判断については、まともに

答えられる人はほとんどいなかった。

すなわち、会社員と経営者では物の見方

が根本的に違うのだ、と思い知らされた。

    ⑨に続く