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組織について考える③

/未分類

 会社には社風というものがある。不思議なもので、その会社の社員には共通の

空気感のようなもの感じるのだ。おそらく、社員研修や上司や先輩社員から、

飲み会や業務の中で常に教え込まれる仕事の仕方、取引先との接し方等を、

日常からすりこまれているからだろう。

 私の会社員時代は、毎朝、「鬼の10則」を合唱させられた。いわずと知れた

電通・吉田社長の作成した会社員の心得である。

 私は20代のころから毎朝、大きな声でこの10則を唱え続けていたせいで、

その言葉が体内に刷り込まれている。今でも営業の大事な場面では、

その一言一句が脳裏をよぎる。振り返ると、もう完全にそのままの生き方を

してきてしまっていることに驚かされる。

 そういう社員が集まっている会社は、自然とそういう組織の色が

ついてくるのだろう。組織の怖さも感じるのだが・・・   ④につづく

起業するということ③

/仕事

 中小企業白書によると、起業して5年後には6割以上の会社が市場から退場して

いるのだそう。レッドオーシャンといわれる厳しいビジネスの社会。世間では

当たり前のように、そういわれるが本当にそうだろうか。私の実感としては全く

そう感じたことがない。

 企業や団体の後ろ盾がなくなったとたんに、手のひらを返したように冷たく

あしらわれた、などという話をよく聞く。私の場合はどうだったか。まったく

人間関係においては変わりなかった。がしかし、小資本で業歴の浅い会社が

社会的な信用がないのも事実。独立した勇気を買ってくれる取引先は多かったが、

会社の与信管理上、取引が大幅に制限されるケースはあった。いわゆる、

営業力はあっても、材料を仕入れる金額や数量に制限が付けられたのだ。

1000万円の案件を受注できたのに、材料の仕入れが制限されて

500万円の受注分しか仕事ができないジレンマがあった。

それである戦略を考えた。    ④につづく