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起業するということ⑱

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1980年春、東京での大学生活が始まった。

その頃の福井と東京では、外国に来たのでは、と

思うほど、すべてが違っていた。大学は小田急線の

向ヶ丘遊園駅から徒歩12,3分の小高い丘の上に

あり、私はその中腹の大学近くのアパートでひとり

暮らし。大学は楽しく、高校のように少人数での

クラス分けがあり、すぐに友達ができた。

さすが東京の大学、岩手から山梨、愛知、徳島、

香川、静岡、山口、鹿児島、高知と関東以外から

の学生たちも多く、いっぺんに友達になり、多く

の方言を聞き、風習、文化の違いに驚かされた。

福井の田舎者が、東京のバブル期の浮かれた世界

で、自由を手に入れたらどうなるか、想像に

たやすいのではないか。 ⑲に続く。

起業するということ⑰

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1980年1月から大学入試が始まった。高校3年の

夏まで運動部でインターハイを目指していたた

め、実質9月から受験勉強を開始。

当然、教科の多い国立大学は間に合わない。私立

の3教科でも、社会科系の暗記物は間に合わない。

そこで考えたのが、数学で受験できる文系の大学

の学部を調査し、受験すること。

意外と商学部や文理学部などいくつか見つかった。

福井の同級生はほとんどが大阪、京都の大学を受験

したが、私は東京を目指した。日本の中心に行きた

かったからだ。そして2月、合格通知が届いた。

大して勉強もしていなかったため、受からないだろう

と予測し、美容師の専門学校を探していたのだが。

1980年4月、武道館での入学式を終え、晴れて東京

での一人暮らしが始まったのだ。⑱につづく。