組織について考える⑩
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特に創業者として、事業を軌道に乗せて、マス
メディア等で取り上げられると、周りからもちや
ほやされて有頂天になる人が多い。なにしろ、
創業後3年で5割の企業が消えていく厳しいビジ
ネスの世界で、新たな事業を成功させることは、
確かに賞賛に値すること。片町で飲み歩き、高級車
やマンションを買いまくった人も知っている。
勝って兜の緒を締めよ、とばかりにさらに謙虚に事業
に取り組んでいく人も知っている。会社や組織は、
その社長や代表の器以上には、大きくならない、
といわれる由縁である。要するに、どこに事業拡大
、発展の意味を持たせるのか、何がゴールなのか、
をはっきりと認識し、邁進できる人こそ、高い頂
に到達できるのだと思う。自分自身が組織を飛び
出し、新たな組織を作ろうとする場合、そのゴール
は、私利私欲を離れ、人類共通の幸福感を満足させ
るものでなければならない、と思っている。組織に
かかわるステークホルダーのすべてが、地球環境も
含めて、「よかった」と思える組織体としての会社
こそリテラシーの高い集団として、発展していくの
のだと思う。 ⑪につづく