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カテゴリー:仕事

起業するということ㉒

/仕事

東京虎ノ門での新社会人生活はなにより楽しかった。

1984年の東京はバブルに浮かれ、上司や先輩も

非常に羽振りがよく、毎週飲み会三昧、お中元

にはお得意様に夕張メロンを配り、展示会は

ニューオータニに全国から取引先を招待し、

ヨーロッパのベルベットやシルクタフタ、

レオナールのプリントなど高級服地が飛ぶ

ように売れていた。

その会社の社長は、大手商社のやりて営業マン

だった人物。自分の得意先をもって独立したのだ。

おしゃれな人で、同じ鉄紺のスーツを5着仕立てて、

月曜から金曜、毎日違うスーツを着てくるような人

だった。社長室に入るとき、ドアを2回ノックして

入ったら、「小澤君、それはヨーロッパではトイレ

ノックだよ。」と、きれいな東京言葉で怒られた。

そのカリスマ性、スノッブな雰囲気は、若い私に

大きな影響を与えた。   ㉓に続く。

起業するということ⑮

/仕事

台湾でのセミナーや展示会の開催を続けた結果、福井

県産木材を2022年、初めて大阪港より直接輸出

することに成功した。自社で20fコンテナをチャー

ターし、県産杉材を20㎥、台湾台中港へ向けて輸出

することに成功したのだ。2018年に台湾への県産材の

輸出を夢見て、試行錯誤しながら失敗を繰り返して

きた。台湾を目指した県内の木材業者たちは、次々に

「コロナ禍の中、海外へ県の木材を輸出するなんて、

無理だろう。」と言ってあきらめていった。

ただ、私は全くあきらめる気などなかった。それどこ

ろか台湾人の建築に精通した高度専門職の人材を、

採用し、ますます台湾進出へと向かっていった。

この違いがその後の輸出の成果に大きく影響した。

「取り組んだら離すな、殺されても離すな、

  目的完遂までは。」

この言葉が、私の頭の中でグルグル回っている。

このしつこさこそが、起業家にとっての、

絶対条件なのではないだろうか。 ⑯につづく