組織について考える⑧
/仕事
仕事柄、中小機構、JETRO、INPIT等から
のお支援をいただくことがよくある。大概
東京から派遣される、元大手商社やメーカ
ーの部長クラスの専門家である。私は多く
の意見を聞いて判断したいタイプなので、
30~40人ほどの専門家の人たちと打ち合わ
せしてきた。皆さん優秀である。そして情
熱も感じる。さぞかし会社員時代は、組織
のために頑張ってきたのだろうなあ、と
想像できる人たちだった。
ただ、私が最も知りたい、切羽詰まった
事態における判断については、まともに
答えられる人はほとんどいなかった。
すなわち、会社員と経営者では物の見方
が根本的に違うのだ、と思い知らされた。
⑨に続く
組織について考える⑦
/仕事
社会における組織、とは何か、について考える。
企業や団体、組合、協会、それらは経済界、政治の
世界、スポーツ団体、芸術、大学などの学術団体、
ひいては町内会や自治会、同窓会などもある。
それら組織はなぜ必要なのか、と考えたときに、
ある一定のグループに帰属する安心感がポイント
ではないかと考える。
組織に帰属する安心感こそが、魔法のように人々
を縛って、蝕んできたのではないだろうか。
⑧につづく