企業するということ⑮
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台湾でのセミナーや展示会の開催を続けた結果、福井
県産木材を2022年、初めて大阪港より直接輸出
することに成功した。自社で20fコンテナをチャー
ターし、県産杉材を20㎥、台湾台中港へ向けて輸出
することに成功したのだ。2018年に台湾への県産材の
輸出を夢見て、試行錯誤しながら失敗を繰り返して
きた。台湾を目指した県内の木材業者たちは、次々に
「コロナ禍の中、海外へ県の木材を輸出するなんて、
無理だろう。」と言ってあきらめていった。
ただ、私は全くあきらめる気などなかった。それどこ
ろか台湾人の建築に精通した高度専門職の人材を、
採用し、ますます台湾進出へと向かっていった。
この違いがその後の輸出の成果に大きく影響した。
「取り組んだら離すな、殺されても離すな、
目的完遂までは。」
この言葉が、私の頭の中でグルグル回っている。
このしつこさこそが、起業家にとっての、
絶対条件なのではないだろうか。 ⑯につづく